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また、勝手なこと言ってるなと思われそうだけど・・・

 もし、自分が本当に喫茶店好きだったら、ブログで紹介記事を書いていただろうか、と思うことがあります。店側にも常連にも迷惑がかかる恐れがあるので、好きな店は誰にも教えたくないだろうし。
 もし、好きな店は誰にも教えないというポリシーを守っている方がいて、お気に入りの店をブログに掲載されているのを見つけてしまったら。きっと、苦々しく不愉快に思うのではなかろうか。
 結局、世のためヒトの為、とかいっときながら、かえって、真の(???)喫茶店ファンを敵にまわし、単に喫茶店蒐集を自慢したいだけなんではないのかな。胸に手を置いて、よおく考えてごらんなさいな、と考え込んでいる状況が続いています。

 このブログを通じて、とある喫茶店にご迷惑をかけてしまったようです。

 かなり前に訪れた喫茶店のことをブログ記事にアップしてから数ヵ月後、その店を訪れました。店は何も変わっておらずそこにあり、ほっとしました。店を出て外観写真を撮ろうとしてカメラを構え、シャッターを切りました。その瞬間、
 「ちょっと、勝手に撮らないでください」扉が開いて、店の人が外に出てきました。その声に反応して、何人かの通行人も足を止めています。思いもよらないことだったので、謝罪の言葉すら思いつかず、反射的に頭を下げ、さらに一枚写真を撮り、その場を逃げ去りました。

 建物外観撮影は、セキュリティにうるさい都心のビルでもない限り、大方大目にみてくれるものだと信じていたので、何故だめなんだと思う反面、注意の意図は、撮影行為ではなく、撮った写真の使われ方なんだろうな、ということには薄々気づいてはいました。しかし、そこまで神経質になったのは、どうしてだろうか。

 帰宅後、改めて件の店の名前でネット検索すると、写真入りの口コミが書かれた個人サイトが数件ヒットしました。2、3年ほど前、その店の住所を調べるためネット検索した時は全く引っかからなかったので、あきらめて地図で探したくらいの情報量のなさでしたが、ネットの情報量は日進月歩です。こんな店まで調べ尽くされているのか。
 ちなみに、サイトの記事更新日時をチェックすると、ある人が取り上げた日を境に、数ヵ月後あるいは数週間後という流れで関連する記事は増えていっていました。自分が火付け役でも、片棒担いだにしても、その流れに関わってしまっているのはまぎれもない事実でした。
 ここからは、あくまで想像の範囲(フィクション)ですが、

 最近、店に見慣れない客が増え、来る客来る客写真を撮っているようだ。なんかおかしいなあと気づいた店の人。とうとう常連客のひとりに、「この店、ネットで紹介されてたよ」と指摘され、早速閲覧してみた。当惑の連続・・・。「一応店の宣伝にはなってるとしても、自分の預り知れぬところで、こんなことされてるとは。悪意はないのはわかるけど気が悪い。今度こういう輩がやってきたら、絶対現行犯で、注意してやるんだから・・・」って、だんだん腹が立ってきた。
 (あくまで、想像です)
 
 ネット上の口コミで新しいお客が増えるのに、どこが迷惑なんだ? 金を払って来ているのに、写真を撮って何が悪い? というご意見もあると思います。しかし、これまで自分が訪ねて記事を書いた喫茶店の大半は、その街に住んでたり働いている人たちの憩の園になっている、小さな個人経営の店です。雰囲気が壊されるような状況が許せない店主がいてもおかしくはありません。

 これまでそういう問題を気にやんでいたので、記事の内容にも検索結果にもやや気をつけてきたつもりですが、今後はより一層気をつけたいと思います。って、ソコまで神経質に気にするぐらいなら、今すぐブログなんかやめちまえよ、っていう意見もいただけそうなのですがね。また、アポ取りから正式にやっちゃったら?というご意見もありそう。いかにも、ごもっとも。だけど・・・、だけど、、、ソコまでやるべきかな。ゼロか百みたいな選択はしんどい。

 というわけで、この記事、今すぐ削除!と思ったら、コメント欄にご連絡下さいね。
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by matsutakekissa | 2010-08-22 18:24 | お知らせ | Trackback | Comments(6)  

喫茶 タケヤ 黄金町

 久しぶりに横浜橋まで足を伸ばしました。戸越銀座や武蔵小山の商店街に比べると、規模は小さいですが、チェーン店が少なく、活気に溢れた店が多いのが特徴的です。場所柄なのか、中国・韓国の方が経営する店も多く、珍しい食品やお惣菜を買うこともできます。ここへ来ると必ず買うおそうざいを今日も購入し、駅方面に向かいました。駅裏にあるあの店は、今日も営業しているんだろうか。

 営業中の札はありませんが、店内に明かりが点いていたので、ドアを開けてみると、そこにいたのは、マスターとネコ一匹。やっていました。
 かなり前にも訪れたことがあるのですが、スパゲッティを注文したら、ものすごい大盛で。他の客はそれをちゃんと知っていて、少なめ、と注文しているのです。あの時は完食するのが大変でした。 
 店内はカウンター席のほかにテーブル席もあり、ゆとりのある空間です。外観以上に内装が古く、照明もやや薄暗い、バーのような雰囲気もある店なのです。
 
 カウンター席に座ると、ネコが自分に興味を示し、そばをうろつきながら、ちらちら観察していました。存在感たっぷりの大柄なネコでした。そのうち飽きてしまったのか、マスターに水をねだっていました。マスターはネコをサントリーフーズのオレンジジュースとおんなじ名前で呼び、文字通りのネコかわいがりっぷりです。
 この日初めてマスターと話をし、マスターの若い頃の横浜のことを沢山聞きました。60年代頃は、ファッションも音楽も流行発信地は横浜からだったそうで、東京は半年遅れ、大阪は1年遅れだったとか(ホントかな!?)。だから、街を歩く若い人を見ると、どこからやってきたのか大体わかったのだそうです。それからベトナム戦争の頃の米兵たち。音楽好きな陽気な軍人がいたけれど、そのうち見かけなくなった。彼の仲間に所在を尋ねたら、戦死した、という返事が返ってきた。そんな時代だったとぽつり、ぽつりと話してくれました。
 バブルを境に街はすっかり変貌し、人ごみとチェーンばかりの特色のないところに変わってしまった、と嘆くマスターに、何か気の利いた返事はないものだろうか。
 ふっとカウンターのそばを見ると、店内に流れていた洋楽の音源ははカセットデッキからのものでした。
 「カセットなんですね」
 「・・・・・・」
 ハマの音楽最先端の時代の話をさんざ聞かされたあげく、なんでレコードでもCDでもなく、小型のデッキなの?っていいたげな、なんて失礼な客と思われたに違いありません。
 ごめんなさい、マスター。
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コーヒー 350円
横浜市南区
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by matsutakekissa | 2010-08-17 12:49 | 横浜エリア | Trackback | Comments(0)