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和洋菓子・喫茶 銀扇 白金高輪

 魚藍坂下の交差点近くの和洋菓子店。2階が喫茶コーナーになっています。
 看板を見て前々から気になってはいましたが、いつ訪れてもシャッターが降りていました。店の定休日と自分の休日が重なっているのだろうか、それともすでに閉店か、と思っていたら、ようやく開いているのを目にして、店に入ることができました。
 1階では和洋菓子(ケーキ、焼き菓子、おはぎ、せんべいなど)を販売しており、2階の喫茶室へは脇にある急な階段を上っていきます。1階で店番していたおばさんが、2階へ登ってきて下さいます。ケーキセットを注文すると、1階のショーケースから選べる、とのこと。「では、一緒にまいりましょう」、と、階段を降りることになりました。
 メニューにはその他、意外にもランチセットがありました(パスタとホットドック)。また、ケーキセットのほかに餅類のデザートもあります。和菓子と洋菓子のメニューが同居していることが少しミスマッチな感覚ですが、こちらの店では和洋菓子を製造・販売しているので、ごく当然なのか。こちらの店に限らずとも、創業が古いパン店や洋菓子店には、時々和菓子やせんべい等を扱っているのを見ますが、その度に不思議な感覚に陥ります。
 2階席は2部屋にわかれ、表の道路に面した部屋はテーブル等が新しく明るい印象だったのですが、奥の方の部屋が気になりました。今度は勇気を出して奥の部屋へ、って、次回はいつ来れることやら。

ケーキセット 600円 ブレンドコーヒー 390円 

港区三田5丁目
※おそらく日祝日はお休みです。夕方も5時か6時には閉まってしまうようです。
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by matsutakekissa | 2010-03-20 21:50 | 港区山 | Trackback | Comments(0)  

サン茶房

 こぎれいな外観だったので、お洒落カフェだと思い込んでいた、永代通り裏手の喫茶店。周囲をビルに囲まれた住居兼店舗です。近年改築か改装を行ったらしく、外壁、窓ガラス、ひさしは新しくなっていましたが、船舵形の鉄製窓枠装飾は古いものが使用されていました。
 店内もなるべく改装しないようにとどめたのか、調度品はできるだけ変えていないようでした。壁にぐるりと掛けられた絵画も、よくあるシルクスクリーンの風景画ではなく、密度の濃いタッチのものでした。コーヒーミルが3台、目立つところにありました。出窓にある手動式と入口にある壁掛け式は装飾用で、赤色の塗装のものが普段使いのようです。木製イスの背には、出窓にあるのと同じ形のミルの絵が入っていました。
 
 しかし、先ほどからカウンターのママはNHKの連続ドラマに夢中で、視線を投げかけても全然気づかれず。みかねたのか、先客がママに声をかけてくれました。
 「ほっとくとずっとあの調子なんだから」、と常連さんらしく、あきれています。ちょっと苦笑いをして「すみません、いらっしゃいませ」とお冷やをもってきてくれました。
 メニューもなかったし、トーストを食べる人もいなかったのでコーヒーを頼んだら、肉厚白地のカップに入って出てきました。内装からして、薄手の花柄模様のカップで出てくるのかと思ったら。これだけは少し意外でした。

コーヒー 350円
中央区日本橋茅場町
朝8時前から夕方6時頃くらいまで?
土日祝休み

 
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by matsutakekissa | 2010-03-18 23:24 | 中央区山 | Trackback | Comments(2)  

喫茶 オリオール 穴守稲荷

 普段、ほとんど利用することのない沿線の町に行こうと思い立って、蒲田から羽田空港線沿線へ歩きました。
 以前歩いた時の記憶を掘り起こしながら、糀谷の商店街へ。おもちゃ屋や手芸用品店、靴屋などの古くて雰囲気のよいお店が続いていましたが、古い喫茶店はどこも廃業してしまったようです。次も、その次の商店街も同様でした。
 やみくもに歩き続け、気がつけば空港のすぐ近くでした。日暮れ近くで足もかなりくたびれました。あきらめて帰ろうと駅へ向かっていた時、穴守稲荷神社の前にこちらのお店がありました。

 よく確認もせずドアをあけると、予想以上に古びた内装に驚きました。やわらかいランプシェードの明かりで店内の調度品は美しく照らされています。キャラバンコーヒーの赤色保存缶ともよく調和しています。床のビニルシートも今ではすっかり見かけなくなった柄でした。突然の見知らぬ客にもかかわらず、白髪のマスターは笑顔を投げかけてくれます。
 「これ出したら、行くから」と、店の奥に向かって呼びかけると、注文の品を置いて、すぐ店を出て行ってしまいます。すぐ戻るのかな、と思ったら数分経っても帰ってこない。からっぽの店内で少し不安になります。
 しばらくして奥から娘さんらしき人がやってきて、マスター宛らしき電話が掛かってきました。話のやりとりを聞いていると、掛けた相手は近所の方らしく、マスターは銭湯に向かったようです。
 東京のはずれの町で長年喫茶店を経営していて、今も決まった時間になると銭湯へ出かける暮らしぶりは、なんともすごいなあ、と思ってしまいました。

コーヒー 300円 ジュース各種 480円 軽食類 500円台~
大田区羽田5丁目

※白熱球生産中止のニュースをみて、ふたたびこちらの店のことを思い出しました。電球色によって店の雰囲気はかなり左右されてしまうことを考えると、この先、どうなるのかと少し気になっています。
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by matsutakekissa | 2010-03-14 16:46 | 大田区山 | Trackback | Comments(0)  

加王

 虎ノ門駅ホームと直通のビル地下2階の喫茶店。ガラス張りの店のため、外からの目隠しシールが張り巡らされています。そのシールの色がキンピカで、最初は何の店だかよくわからず戸惑いました。看板にはグリルの文字もありましたが、夜は結構早く閉まるようで、食事のメインは昼なのかもしれません。

 店内はキンピカシールのうえ鏡貼り。キャンドルライトの間接照明が雰囲気をさらに盛り立てて、かなりゴージャスな内装に見えました。まるで光のマジックです。
 出勤前のサラリーマンは、注文の品が運ばれると同時に支払いを済ませる、キャッシュ・オン・デリバリー式でした。別に店側が要求しているのではなく、マスターが1人だからあらかじめ小銭を用意しておくのでしょうか、なんともスマート。さっさと飲んで5分以内に立ち去る人多し。

 マスターは一見の自分にはすっとメニューを出してくれました。常連客ばかりが集まる店だとメニューを出さず、「なんにしましょう」とその場で注文を取ること多々なのでちょっとうれしかったのですが、やっぱりホットを注文してしまいました。
 


モーニングコーヒー 300円 モーニングセット 400円
港区虎ノ門1丁目
朝7時~

※閉店を確認しました。閉店の貼り紙は既に外されたようですが、新しいテナントもまだ入っていない状態でした。【2013.1】
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by matsutakekissa | 2010-03-12 12:09 | 枯れマツタケ | Trackback | Comments(0)  

コーヒー専門店 ファースト (新橋)

 新橋駅前ビル1号館地階のコーヒースタンド。居酒屋かバーだとばかり思っていたのですが、昼間の時間帯はコーヒー専門店の看板が出ていました。
 店内から「わははははは」という声が聞こえたので入っていくと、店内にはマスター以外、誰もいません。笑い声がしたので入ってみたんだけど、と尋ねると、1人でTV番組を見て笑ってたそうで、その内容までわざわざ解説してくれました。
 コーヒーはポットに保温していたのをカップに注いでくれます。昔は挽き立て淹れ立てが身上だと思い込んでいましたが、今では大量どりしたのを温め直して出してくれるほうが好きになりました。
 マスターは野球に関する話題をいろいろ振ってくれましたが、あまり詳しくなく適当な相槌を打っていたら、突然別の話題に切り替えました。
 「近頃の女の人ってさ、なんで怖い顔して歩くのかね。なんだか、『自分独りで生きてます』、って顔してさぁ」。やっぱりコンピュータが出てきてからおかしくなったと思うんだよね、と、コミュニケーション論について持論を展開します。「今に、こういうカウンター越しの商売なんて、なくなっちゃうね。ロボットがやるようになるよ」と締めくくりました。
 コーヒーとおしゃべりつきで200円。これがオトクかやっかいかと見るかはその人次第だし、ドトールへ直行するのも有りだとは思いますが、たまにはオヤジの説教を聴くのも、人生にとっては必要なのかもしれません。

コーヒー 200円
港区新橋2丁目
 
 
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by matsutakekissa | 2010-03-10 12:50 | 港区山 | Trackback | Comments(0)  

琥珀

 ここ数ヶ月間、ほとんど歩いていなかった神田と日本橋の裏通りを通ったら、閉店している店多数。木屋だけではなかった。ざっと5、6店は消えてしまっていました。閉めてしまって数ヶ月は経ってしまい、閉店の貼紙はおろか、看板もありません。最近、こんなのばっかだなあ。

 さて、神田や日本橋なんかよりずっと都心なのが霞ヶ関、虎ノ門ですが、こっちはビル単位で変貌しています。
 こういう場所に喫茶店なんかないだろうな、と思って歩いていると、赤坂のはずれ、アメリカ大使館そばのビル地下商店街に、1軒残っていました。
 入ってみると意外に広い店内は、客席が大きく2つに分かれていました。壁に掛かる額縁つきの絵画、少しくたびれた白色のソファはわりとゆったり、テーブル面積はやたら小さいところが典型的な喫茶店の証でもありました。魚のうろこみたいな壁のもようが独特でした。
 初めて見る顔にもかかわらず、店のおばさんは「おはようございます」と声をかけてくださいます。落ち着き先が見つかった瞬間みたいで、ほっとする。
 モーニングの皿とコーヒーが載ると、小さなテーブルはほぼいっぱいになりました。白色肉厚のカップに入った濃いめのコーヒーを飲んで、ひさびさのモーニングを楽しみました。

モーニングセット(トースト、サラダ、ゆで卵、コーヒーor紅茶) 500円
港区赤坂1丁目
朝8時20分ごろ?~
※土日の営業は確かめていません
 
 
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by matsutakekissa | 2010-03-05 12:51 | 港区山 | Trackback | Comments(0)  

都バスで喫茶めぐり

 すごく今さらですが、このブログ記事のすべては、とある単行本を真似て書いています。
 単行本のタイトルは『下町酒場巡礼』*1。下町酒場好きの間では(たぶん)必ず読まれているであろう一冊です。もう10年前ですが、本を初めて手に取った時の興奮は今も忘れられません。
 3人の著者の分担執筆で東京の下町、もとい場末といわれる居酒屋をめぐり歩いて紹介した本ですが、その調査スタイルは少し独特です。彼らは自分の身分を明かして取材することなく、自分の足を使ってたどり着いた居酒屋に客として入り、常連客と店主のやり取り、店の雰囲気を臨場感あふれる文章で再現しています。著者たちの旺盛な好奇心と、常連客と店に対する遠慮感のようなきまじめな姿勢も伝わってきました。
 今でこそ、「下町酒場」という言葉も市民権を得、それに付随する類書も多く出回っていますが、この本は「下町居酒屋」に付加価値をつけ、メジャーにのし上げた火付け役のひとつ、と言ってよいかもしれません。

 前置きが長くなりすぎました。10年前とは違いインターネットの情報は格段に進化し続けています。なんでも簡単に情報が入るこの時代、ついつい楽をしがちですが、なんとか『下町酒場巡礼』のような熱心さを持って無駄足を踏み、失敗し続けたうえで、自分がよいと思った店に辿り着いてみたいなあ、と思ってはじめたのが、喫茶店めぐりなのです。
 ちなみになぜ居酒屋でなく、喫茶店なのかという最も大きな理由は、場の雰囲気をぶっ壊すからです。もちろん違和感なくとけこめるタイプのヒトもいますが、おんなは居酒屋の客というより、むしろ経営側になるなあと、いろいろと失敗して現在にいたります。

 ようやく本題です。以下は『下町酒場巡礼』のコラム[都バス・「草64」]*2を真似て書いたものです。

 普段の移動手段にバスを使うことはほとんどありません。たとえ大回りで乗り継ぎがあっても電車を使うか、次の駅まで歩くという選択肢ばかり。そもそもバスを待つという気持ちの余裕がありません。
 しかし、この前バスに乗った時、これまで点と点で記憶していた場所が、路線バスだとひとつの線で結びつくことを初めて知りました。また、バスの座席からは見る車窓は歩行者の視線よりも高く、視界がひろいこともわかりました。
 
 師走の土曜日。浅草から千束にむかってぶらぶら歩き、三ノ輪駅までやってきました。今日は数カ月ぶりの自由に使える貴重な1日。さあ、これからどこへ行こう、と考えると、早速ヤボ用を思い出してしまいました。
 今年中にある買い物をしに東急ハンズにいかなければなりません。新宿、渋谷は遠いので、池袋を目指すことにしました。さて、どうやって行こうか。手っ取り早く地下鉄日比谷線に乗り、上野乗換えでJR山手線を目指そうか。それとも、鶯谷や日暮里まで歩いてしまうか。乗換えはめんどうだし、歩くのも少し疲れそうだ。
 そこへ、目の前を都バスが通り過ぎていきました。そうだ、第三の方法があった。三ノ輪駅前停留所から出ている草63系統(浅草雷門―池袋東口)のバスに乗り込みます。
 バスはすぐに大きく左折し、明治通りを進みます。荒川区役所前停留所向かいには喫茶「サン」が営業中。その斜め向かいにはツタの葉がからんだ古い喫茶店があったはず。しかし今はすっかり更地です。
 バスはしばらく明治通りを進みます。あれ、ここに喫茶店、あったっけ。珈琲専門店の大きな看板に気をとられました。バスは宮地交差点で左折。あと数百メートル明治通りを直進すれば、新三河島駅には喫茶「ナルビ」と和風喫茶「白樺」があるのに。(*草64系統を選択すれば店の前を通ります)。道灌山の商店街、水泳の北島康介選手の実家の肉屋の前を通り、バスは西日暮里へ着きました。駅近くを通ったとき、高架下近くにあった喫茶「ヒロ」が一瞬見えました。随分昔に一度行ったきりですが、シフォンケーキのおいしい店でした。
 バスは不忍通りを進みます。山の手の内側に入ると、雰囲気もがらりと変わってきました。このあたりから乗客が増えはじめました。年末でしたが、乗客はのんびりムードで車窓からウィンドウ・ショッピングを楽しんでいます。百円ショップや衣料品店の前を通ると自然と値札と商品に目がいってしまいました。少し高いところからだと、本当になんでもよく見えます。パンツの上からスカートを履いている通行人の女性を見て、後ろの座席にいた年配の男性が連れの女性(奥さんでしょうか)に「ああいう着方をすると、スカートでもあったかいんだねぇ。うまく考えたもんだ」と妙に感心していました。
 その後団子坂を抜けたところで、喫茶「ホワイト」の前を通りました。そうか、この道もバス通りだったのか。白山上交差点から巣鴨方面へ向けて、バスは右折します。この辺りは喫茶店がたくさん。珈琲豆焙煎販売の「木村コーヒー」、屋号になっている紅茶が名物の「ケニヤン」、ネコのいるジャズ喫茶「映画館」など。裏通りの商店街には「ペガサス」とか「TANTAN」。喫茶店選びにかえって迷ってしまいます。白山通り旧道から新道への分岐点へ入る直前には、コーヒー&レストラン「フェニックス」のコークのロゴ入り看板がちらりと見えました。
 巣鴨が近くなると、歩行者の数も少しずつ増えていくようでした。そしてたくさんの人が降りていきました。みんな買出しに行くのかな。人が地蔵通り商店街の方向ばかりに集中するため、大通りのほうは人通りが少なく感じます。ライトブルーのひさしがきれいな喫茶「プール」も今日は営業していました。バスは新庚申塚、西巣鴨と抜けて、ようやく左折します。掘割から旧中山道へ板橋方面に歩けば、魅力的な商店街を抜けることができます。
 ようやく池袋に近づいてきました。後方の座席を振り返ってみると、バスの乗客もまばらになっていました。所要時間40数分、ようやく池袋東口着。

 時間はかかりましたが、目的地までの行程は意外と楽しいものでした。また、時間があれば他の路線にも乗ってみたいものです。しかし、それがかなうのはいつの日になることやら・・・。

*1:『下町酒場巡礼』(大川 渉、平岡海人、宮前 栄 著、四谷ラウンド、1998年)。その後、筑摩書房から文庫化されています。
*2:コラムでは浅草から三ノ輪、滝野川を経由して池袋に到着する都バス「草64」沿線沿いの居酒屋を紹介しています。真似してみたはいいが、ひどく稚拙な文章で、真似にもなっておりません・・・。
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by matsutakekissa | 2010-03-05 00:36 | エトセトラ | Trackback | Comments(0)  

ゼロ

 浜松町駅から第一京浜の裏通りを新橋方面に向かって歩くと、オフィスビルと商店が混在する少し雑多な雰囲気の一画がありました。
 裏通りから大通りへ抜ける小道にある喫茶店「ゼロ」は目立たない外観の店でした。マンションの1階にテナントとして入っているところが都心なのにめずらしい。
 白い大きなカーテンに遮られて中の様子は見えませんでしたが、ドアを開けると朝から常連客で席が埋まっていました。カウンター内にいたのは、意外にも女性オーナーでした。しかし、カーテンの趣味を見れば女性でもおかしくないかな。
 カウンター席が手ごろそうだったので座ろうとすると、空いていた真後ろのテーブル席を勧められ、そちらへ移動。まもなく、その隣のさらに広いテーブル席も空いたので、またも席の異動を勧められました。「大丈夫です」と言ったのですが、「狭いし、落ち着かないでしょ」と気を遣ってくださいます。
 コーヒーは、よくある白い陶磁器製のカップではなく、きれいな模様のカップに入って出てきました。
 後から訪れたお客も、去って行く客も常連ばかり。「おはようございます」とやってくると、何も言わずにコーヒーが登場、新聞や雑誌に目を通して、二言、三言、世間話をして帰っていきました。
 入口近くに貼られていた大きく引き伸ばした白黒写真に気を惹かれました。香具師のようにもみえる商売人のおじさんですが、誰が撮ったのかな。木村伊兵衛っぽくも見えました。接客と調理に忙しいママの様子から尋ねることができず、店をあとにしました。

コーヒー 400円 モーニングセット(厚切りトーストとゆで卵) 500円
港区浜松町1丁目
定休日、営業時間等不明
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by matsutakekissa | 2010-03-03 12:57 | 港区山 | Trackback | Comments(0)  

ナッツ

 浅草通り裏手、小学校近くの喫茶店。観光客相手の店ではないようで、日曜はお休みです。
 タイル貼りマンションの1階にあり新しそうな外観でしたが、店内の壁は一面ベニヤの板貼、床とテーブルも同系色でまとめられ、落ち着いた雰囲気です。 
 入口付近は狭い感じに見えますが、奥の方が広がりがあり、ゆったりとしています。カウンターでマスターを相手にくだを巻く地元のおじさんは、交わす言葉の端々から、少なくとも会社づとめをしているような人ではなさそう。ちょっと若いご隠居のようにもみえる、職業不詳の方でした。浅草らしいといえばらしいのか。
 コーヒーの値段はこの10数年ほどは据え置きなのか、リーズナブルでしたが分量は減らしているようで、カップに6分目ほどしかないのが残念。ステンレスのミルクピッチャーにもミルクは半分弱。雰囲気はよいのに、これじゃ長居できないなあ。
 ちなみに安いのはコーヒーのみで、その他ドリンクは他店と同じくらいの価格(500円前後)に跳ね上がっていましたが、スナック類(ハンバーグサンド、オムライス、ピラフ、カレー、スパゲッティー)はきわめて低価格でした。

コーヒー 340円
台東区雷門1丁目
日 休み
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by matsutakekissa | 2010-03-02 23:04 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

喫茶 ルノナール 新馬場

 サクセス北品川のアーチの掛かる商店街から住宅街に入ったところにある喫茶店。これまで廃業していたと思い込んでいたので、営業中の看板をみてびっくり。商品サンプルケースのメニューを見ると、軽食も甘味も揃っているようです。
 「いらっしゃいませ」と、こっちがたじろぐくらい愛想のよいマスターに、かえって驚いてしまいます。裏通りの常連しか来ないような立地なのに・・・と変に勘ぐってしまうのは自分の悪いくせ。
 想像以上に古びた店内は、壁紙と床の色がすっかり飴色に変色していました。赤色のイスに腰掛けると深くしずみこみ、目線が低くなります。鉄製のパーテーションの向こう側には帽子を被った美女の絵画。画の中の人と、目が合いました。

 強風の吹く日で身体が冷え切っていましたが、よく効いた暖房と落ち着く空間でうつらうつらしかけました。すると静かな店内に、ファミコンのような「ピコピコピコ・・・」という音。マスターがテーブルゲームをプレイしていたのでした。

 その後、老夫婦のお客が訪れ、雰囲気はがらりと変わりました。近所の方のようなのに、ご主人は「マスター、店広くなったんじゃないの」、「何時までやってんの」、「奥の画はどうしたの」とか、初めて来た客のように矢継ぎ早に質問を浴びせます。マスターはそのひとつひとつに答え、店は変えてません、夕方は6時半までで、奥にある女性の大きな画は石坂浩二が描いたんです、と説明。自分もこんなふうに訊けたらなあ、と思って他人のお喋りに耳を傾けます。
 しまいにご主人は「食事の用意が面倒くさいだろうから、朝はここでモーニング食って、昼はあっちの中華食えばいいや」と言い出し、奥さんは、「もう、口ばっかりなんだから」とたしなめていました。  
 

品川区新馬場
コーヒー 360円
朝8時ごろから夕方6時半ごろまで
土曜休

※記事投稿時より店名が誤っていたので、訂正しました。
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by matsutakekissa | 2010-03-01 12:43 | 品川区山 | Trackback | Comments(0)