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喫茶 あづま 横浜市中区

 関内のアーケードの一角、映画館横浜シネマリンと同じビル内にある喫茶店。映画館と隣接していることと、角の丸い大きな窓の外観が素敵で、いつか行きたいと思っていましたが、日曜はお休みでした。
 通り沿いの角地という分かりやすい立地条件なので、結構人が入っているのかと思いきや、お客の顔ぶれは近所の常連ばかりといった雰囲気で、4人掛けのテーブル席を1人で占領しても、文句は言われなさそうでした。
 ホットコーヒーはお替り自由とあり、コーヒーカップの風呂に浸かった女性のイラストが手書きでメニューに書かれていました。少し昔の広告チックなデザインのイラストです。
 1人で来店していたおばあさんは、店のおばさんに家族の愚痴をこぼしながら、内服薬のめんどうをみてもらっていました。飲む薬が多くてややこしそうでしたが、店のおばさんはおばあさんの相手をきちんと最後までされていました。













横浜市中区長者町6丁目
コーヒー 400円
日 休
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by matsutakekissa | 2009-09-25 13:00 | 旅編(東京都以外) | Trackback | Comments(0)  

喫茶 白鳥 小岩

 今年初めに小岩を訪れた際、バスターミナルに次々とやってくる京成バスの車体を見て、今度はぜひとも篠崎街道を走るバス路線に乗りたいと思っていました。
 篠崎駅から歩くこと約20分。住戸と住戸の間に緑色の芝生が見えるたび、なぜか開放的な気分に。ようやく来れた江戸川土手は、休日のためか相変わらずの混雑ぶりで、マウンテンバイクで走る人が多いのが印象的でした。
 小岩駅に通じるバス通りの商店街サンロードを車窓から眺めると、シャッターを閉めた店が目立ち、たった数年でこれほどに、と思いましたが、今住んでる町の商店街も似たような状態だということに気が付きました。
 この日は駅前南口の地蔵通り入口にある喫茶店、白鳥に入りました。昔は階段下で立ち止まってしまい断念しましたが、もはや迷っている暇はない。
 昔想像していたよりずっと入りやすい、気楽な雰囲気の駅前喫茶店で、タバコのヤニで黄色く変色していた白壁は、窓から入り込む夕方の光と美しくなじんでいました。
 アーチ型の窓際の席からは、駅前バスターミナルがよく見下ろせます。以前は気にも留めなかった風景が、懐かしいという感情になったのは、時の流れのなせるわざです。うれしくもあり、かなしくもあり。

コーヒー 400円
江戸川区南小岩7丁目
※江戸川区商店街連合会・江戸川区・千葉商科大学の協力・発行のフリー・ペーパー「L2」Vol.3にお店の紹介がありました。
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by matsutakekissa | 2009-09-23 21:13 | 一本マツ | Trackback | Comments(0)  

喫茶 Spa(スパ) 十条

 十条商店街裏手にある銭湯「十條湯」に併設された喫茶店。銭湯営業時間帯のみの営業のようだったので、日曜の朝湯タイムに訪れました。
 「十條」が旧字体のため、銭湯の歴史は古いのかもしれませんが、建物はかなり前に改築されたようで、喫茶営業もその時から始めたのかもしれません。
 銭湯といえば、玄関すぐのところで男湯と女湯に分かれ、中央に番台があるという図を想像していたのですが、こちらは番台と喫茶店のカウンターが同じで、カウンターの脇にミニ石鹸や貸しタオルが販売されていました。
 番台兼喫茶店店主は「看板娘」という言葉がぴったりの、笑顔が素敵なおねえさん。朝湯あがりの客たちはビールで一杯やりながら、世間話や昔話に話がはずんでいました。
 おねえさんのファンなのか、番台と喫茶店の接客で大忙しなのに、「グレープフルーツハイ、ってお酒入ってんの?」とわざわざ質問するお客もいて、思わず笑ってしまいそうになりました。
 時折、脱衣所からパンツ一丁の男性が現れては、紙パック入り飲料を求めては去っていくところも銭湯ならではの光景でした。
 その後、あらためて朝湯にもつかってきました。魚の絵が描かれたタイル画を背景に、ジェット湯のバブルがはじけるのを見ていると、少しだけ海の中に漂っているような気持ちになりました。それにしても、早起きして朝湯に来る人がこんなにいるなんて。喫茶店のモーニング以上に、とても贅沢な時間の過ごし方だなあとしみじみ感じました。

コーヒー 350円(朝湯時はおかわりOKとのこと)
生ビール 500円
生オレンジジュース 400円
モーニングセット(朝湯のみ) 500円
入浴料は都内一律料金の450円。
営業 平日 午後3時半~夜11時 日曜 朝7時~11時 火曜 休
北区十条仲原1丁目
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by matsutakekissa | 2009-09-20 13:14 | 一本マツ | Trackback | Comments(0)  

もんもんもん

 いまいちネットを信用しない自分がブログを始めてみたものの、やっぱり、ブログってのは、

 うそばっかり
 批判ばっかり
 こぎれいにまとめているふり

 という感想が拭い切れずじまいです。手前のももちろん含めて、です。
 
 けれど、生の人付き合いと同様、ブログにもやっぱり隠し切れない人となりがにじみでてしまうものらしく、こんな自分のブログでも、返ってくるさざなみは、自分の鏡のようです。まじめにやらにゃ、後々怖い。

 だから、最近は年頃の坊やか小娘か、ってほど、自意識過剰の波に巻き込まれることもあり・・・。

 え、だから何が言いたいの!はっきりしろよ!(と、もう1人が言っている)
 そして、この無駄な投稿でまたちょっと、サーバーの負担が重くなります。
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by matsutakekissa | 2009-09-19 19:00 | エトセトラ | Trackback | Comments(2)  

あのビル、あの店の思い出 3

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 2007年3月30日(金)。とうとう三信ビルの解体が間近に迫り、「ニュー・ワールド・サービス」も閉店を迎えることになりました。実は前年の3月末日で閉店したものだと思い込んでいたのですが、閉店の1ヵ月ほど前、「東京ソトアサ日記~東京で朝食を」ブログで店が現在まで平日のみの営業を続けていたことを知りました(ブログ管理者様、その節はありがとうございました)。
 うれしさと無念さは半々でした。例え営業を続けているにしろ、もう以前の、のんびりした店の雰囲気は失われているからです。閉店を知り沢山の人たちが押し寄せているらしいので、自分のような客は迷惑でしょう。1年前ですら、夕方の時間帯にはハンバーガーはもとよりごはんが売り切れてしまったりしていて、店はいつもより別れを惜しむ人たちで混み合っていました。行列ができていて、中に入れないことも考えられました。
 それでも、最後にひとめ店の姿を見てみたい。心を決めて、店を訪れました。
 最後の日、10時過ぎ。店はそこそこ人が入っていたものの、雰囲気が落ち着いていたのは、混雑する昼や夜の時間帯を避けた常連の方たちが多かったためでしょうか。常連客に、ウエイターのおばさんは「また、(閉店記事が)新聞に載っちゃってね」「並んじゃっていつものお客さんが入れない」と半ばこぼすように話していました。
 「店内や店の外、写真に撮った?」「うん。あれ(「テナントの迷惑になるので、撮影はご遠慮下さい」という管理・所有者が作成した貼紙)剥がしちゃおうかと思ったよー」「うちは全く気にしないのにね」
 混雑で店が忙しいのを遠慮してか、多くの客はなごりを惜しみながらも、そそくさと席を立っていきました。その一方、自分のような噂を聞きつけてやってきた一見客も多く、皆、一様に携帯カメラでシャッターを切る音が時折響きました。
 常連客は「長い間お疲れさまでした。ごちそうさま」「ありがとうございます」「お元気で」という言葉を残し、店を去っていきます。「今日で最後ですからね」とおばさんは笑顔で残念そうに何度も繰り返していていました。
 帰り際に2階へ上がっていくオーナーをちらりと目にしました。そして、代わりにレジに立ったのは、オーナーの娘さんらしき方でした。
 常連ではなかったし、この日はどっちかというと傍迷惑な客だったので、「ありがとうございました」とはとても言えなかったけど、心の中でありがとう、さようなら、とつぶやいて、ビルを後にしました。
(おわり)
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by matsutakekissa | 2009-09-19 18:33 | エトセトラ | Trackback | Comments(0)  

ジロー

 先日、平日夜の浅草に行きましたが、人通りはまばらで、特に浅草寺周辺は全体ががらんとしていました。
 観光地なのでこれが当然なのですが、少し寂しいですね。

 言問通りから国際通りに抜け、田原町駅方面に向かう途中にある喫茶店を、久しぶりに訪れました。周辺は新築マンション建設が行われていて、「もしや取り壊されてしまっただろうか」と不安に思っていましたが、店はしっかり営業しています。
 初めて店を訪れた時、入口近くのパンが置かれたショーケースが目立っていたので、喫茶スペースはついでの営業なのかと思いましたが、どちらにもきっちり両立していました。
 コーヒーは注文ごとに挽き立てを淹れ、パンは自家製。体力勝負がすべての現場で、老境のマスターがひとりで切り盛りしていました。
 特に期待をしていなかったミックスジュースは予想外の色をしていて、とっても甘いのだけど氷水で薄めすぎず、濃い味だったのを覚えています。
 この日は常連らしき女性がやってきていて、しきりにマスターの体調を心配されていました。話を聞いていると、体調を崩され、最近まで入院されていたようです。
 「もうあんまり長くは立ち仕事ができなくて、早く閉めてるけど、パンもつくってるよ」と笑顔で話していらっしゃいました。

コーヒー 400円
台東区浅草2丁目
平日は夕方5時まで、土日祝は6時半ごろまでのようです。
たしか月火 休

※2011年秋頃、すでに閉店して新しいテナントが入っていました。

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by matsutakekissa | 2009-09-18 12:59 | 枯れマツタケ | Trackback | Comments(0)  

ニューキャノン

 カメラメーカーCanonの社名のカナ表記は、「キャノン」じゃなくて、「キヤノン」だよ、と社会人なりたての頃に書類の間違いを指摘されて以来、キャノンという名前にわずかばかり過剰反応してしまいます。ヤが大きいほうがレア・ケースとは分かっていながらも。

 浅草から言問通りを越え、吉野通りの裏手にある喫茶店。待乳山聖天公園がすぐそばでした。
 店内は初老のマスター以外に誰もいませんでしたが、ドアを開けるなり、「いらっしゃいませ!」と元気よく応対してくださいました。少し間があっての「いらっしゃいませ」に慣れている身としては、少し意外です。そして接客もかなり丁寧でした。
 店内は大方改装されてしまっていましたが、木目調のテーブルだけは昔のものを使用しているようでした。
 「えぇっと・・・」などと、独り言をつぶやきなきながらコーヒーを淹れているのを見て、それが癖なのかな、と思ったら、後でTV番組にも「そうか・・・○○なのかぁ!」と陽気に独り言をつぶやいていて、それがちょっとさみしげでした。お客さん少ないのかな。
 でも、その後お馴染みさんがグループで訪れたので、自分の妄想も取り越し苦労というか、余計なお世話でした。
 
コーヒー 350円
モーニングセット ドリンクと同額。その他軽食メニューあり。
台東区浅草7丁目
平日 朝8時~夕方8時(看板の表記) 土曜は午後3~4時くらいまで
※つづりも間違えていました。ちゃんと確認しないと・・・。
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by matsutakekissa | 2009-09-17 12:59 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

あのビル、あの店の思い出 2

 三信ビルの取り壊し計画を新聞記事で知ったのは、確か2005年のはじめでした。当時、1階のフロアにはアラブ系と韓国系の航空会社、日本郵船と、旅に関わる会社の営業所、カメラ屋、衣料品店、レストランなどのテナントが入っていましたが、取り壊し計画が出された後は次々に移転・閉店し、約1年後にはたった2、3軒のテナントを残すのみとなりました。
 普段、見向きもされなかったようなビルが、とたんに注目を浴びました。記事で紹介でもされたのか、知名度が上がり、ビルの撮影のためにカメラを携えて訪れる人々は日に日に増えていったようです。皮肉な現象ですが、これは三信ビルだけのことに限らないようで。
 できれば取り壊しが延期になればいいとは思っていましたが、反対という気持ちにはなれませんでした。一等地の古いビルなんぞ、所有者にとっては宝の持ち腐れ。維持費にかかる莫大な費用対効果を考えると、建て直しは必至だったと考えられます。
 そんな折、あるおばあさんからこのビルの思い出を聞きました。彼女にとって、人生で最も楽しかったのは、ちょうど戦前・戦中にあたる頃。空襲が激しくなり東京から横浜に疎開していた時、横浜の勤め先の会社から有楽町の三信ビル内の事務所に、時々おつかいを頼まれたそうです。
 おばあさんによると、当時のビルは百貨店だったらしいのですが、ちっとも流行ってなかったそうで、そのうち店は撤退してしまいました。当時地下にあったトンカツ屋がおいしく、贔屓にしていたそうです。思わず、「ニュー・ワールド・サービスは知っていますか?」とたずねてしまいましたたが、あの店は戦後の開店なので、ご存知ありませんでした。
(続く)
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この写真も、元・職場の先輩が撮ったもの。2階からの風景。ブルーシートの上に平積みになった宅配便の箱は、まるで波間を漂っているかのように見えました。
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by matsutakekissa | 2009-09-15 22:17 | エトセトラ | Trackback | Comments(0)  

喫茶 けやき 板橋

 JR板橋駅よりロータリーのあるほうの出口(板橋区側)の商店街を抜けて歩くこと10分強、バス通り沿いにある喫茶店です。
 コーヒーの値段が安いので、近くまで来たら立ち寄りたいと思っている店ですが、最近は何かやで時間をとられ、数カ月ぶりの来店となりました。
 初めて店の前を通った時には、店の前にコーヒーのかすが置いてあり、手書きの札には「ご自由にどうぞ」と書かれていました。なんとなくフレンドリーさを感じて、入ってみたのがきっかけでした。
 店に来る人のほとんどは、近所に住む常連客。以前、お客の1人が「ここにはランチを食べに来なきゃもったいないねー」と言っていたのを聞いて、いつかランチを食べてみたいと思っているのですが、なかなか実現していません。
 この日も昼どきだったのに、結局頼んだのはコーヒー1杯。われながらみみっちいなあ。「コーヒーだけですが、いいですか?」と聞いたら、「もちろん、どうぞ」と店のママはにっこりほほえんでくれました。
 まるっきり気取りのない、でもって、内輪めいた雰囲気もない、ごくごく普通の喫茶店、というところが本当に好きです。

板橋区板橋1丁目
コーヒー 紅茶 300円
モーニングセット 450円
日曜は夕方4時頃まで
※閉店し、整体院に変わっていたとの情報をメールにていただきました【2014.8】
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by matsutakekissa | 2009-09-15 13:00 | 枯れマツタケ | Trackback | Comments(0)  

あのビル、あの店の思い出 1

b0158023_12563168.jpg 引越し準備のため、部屋の整理をしていたら出てきた写真。撮影者は元・職場の先輩でした。写真を眺めていると、このビルに関するエピソードが思い出されました。ごくごく個人的なものですが。
 このビルの名前は、三信ビル。日比谷シャンテの向かいに建っていました。建築は昭和一ケタ代、取り壊しは2007年春でした。旧い建築に興味のある方々の間ではよく知られたビルで、取り壊しにあたっては署名運動も行われたそうです。私自身は建築には全くうといものの、使い込まれた大理石の感触と独特の装飾美が非常に好きでした。
 私がこのビルを知ったきっかけは、某ミュージシャンの映像集からでした。「あんたなら映像気に入るかもしれないから」と、友人から半ば無理やりに渡されたDVDには、今の言葉でいうところの「昭和レトロ」な映像が目につきました。月島、古い床屋、夕焼けだんだん下の商店街、有楽町の高架下。そして、ほんの一瞬でしたが、旧いビルのフロアを通り抜ける映像がとても気になってしまいました。
 その後に続く映像から想像するに、場所はおそらく有楽町近辺。そんなビル、あの場所にあっただろうか。未知への好奇心と無知に対する悔しさ半々で周辺を歩き回り、何度目かのトライでようやくその地へ辿り着いた時は嬉しかったです。
 ビルに入るなり、独特の匂いと、擦り減った石の床、そして独特の装飾が施してあるアーチが目に飛び込み、圧倒されました。陳腐な表現だけど、「時間の流れがゆるやかな空間」という言葉がぴったりです。
 1階のテナントには「ニュー・ワールド・サービス」という、変てこな名前のレストラン喫茶が入っており、店の前では店員さんが暇そうに出てきて、客足を確認して、中に戻っていくのが見えました。
 「お飲物だけでも大歓迎」そんなビラが入口に貼ってあるのを見て、かえっておじけづいてしまいました。結局、サイフに手持ちのある日に改めて来店すると、そこは、ビルへ入った時よりも、さらに時間の流れがゆったりした空間でした。
 ピアノ演奏で流れる「ほしめぐりのうた」や「うみ」などの童謡、そして、ゆっくりとした足取りで注文を取りに来る御老人のマスター。いくつか灯りの点っていないシャンデリア。スプリングがばかになって、座ったとたんに沈み込んでしまう、茶色のソファ。
 初めて訪れたにもかかわらず、すっかりリラックスしてしまいました。
 (続く)
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by matsutakekissa | 2009-09-14 12:59 | エトセトラ | Trackback | Comments(0)