カテゴリ:台東区山( 51 )

 

エリエート

 中央通りと蔵前橋通りが交差する末広町から南下した西側の一角。以前に書いた「秋葉原」という町名のエリアにある喫茶店です(当時書いた「パープル」という喫茶店は、既に閉店していました(2009年6月時点))
 2階へと続く階段の入口にある看板やメニューは、キーコーヒー・ロゴ入りのできあいで、「(マツタケではなく)エノキだろう」と、2階を長らく確かめもせずにいたのは怠慢でした。
 1階がメイド・カフェだったのを思い出し、「これは絵になる」とネタのために再訪しました。扉を開けると、古い喫茶店の匂いがしました。茶色のソファに白いカーテン。本棚はマンガ本だらけ。
 外から想像していたよりずっと広い店内で、2列あるテーブル席は右左の列に段差があります。大通りから裏に入った場所にあるため、初めて来たのに、なんとなく落ち着きました。
 飲み終えたコーヒーカップの底のほうには、鳥の絵が描かれていました。

コーヒー 350円 モーニング 400円
台東区秋葉原
朝8時(?)~夜7、8時?
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by matsutakekissa | 2008-10-31 12:45 | 台東区山 | Comments(0)  

喫茶室 中屋

 JR御徒町駅から春日通りを東に歩くこと10分弱、突如現れる商店街。「ファミリーロード サタケ」の看板がかかるアーケードを進んでいくと、カステラなどの和洋生菓子店の隣に、小さな喫茶室がありました。とにかく古い外観。
 10席ほどしかない店内には、既に先客2人。一人は浅草帰りか「今日は(競馬に)勝った」と上機嫌でした。もう一人はテーブルゲームを黙々と続けています。
 空いていた手前の席に座ると、そこもテーブルゲーム席で足が伸ばせず、ちと居心地が悪い。もぞもぞしていたら、先程からこっちを見やっていた常連と店のご主人の会話が耳に入ってきました。
 「・・・あぁ、雑誌に載ったからかな」「なるほどねえ」。?!何の雑誌に?。見慣れぬ客の来店理由が予想して安心したのか、「そういえば、掲載の雑誌送ってこないね」というご主人。「ケチだなー。買えってことかい」と常連が応じます。
 せっかくなごんだ雰囲気の中、雑誌は知りませんよ、なんていったら、また話がややこしくなる。当方、こぶ茶とカステラのセットをぱくつき、ひたすら沈黙したままでありました。

台東区台東
定休 不明
※来店時より半年以上経った後、単行本化により掲載誌が判明しました。(掲載誌・月刊『食楽』に連載「なぎら健壱の絶滅食堂で会いましょう」 同タイトルの単行本は2008年9月発行)。書店にて立読みしたところ、食堂以外にも居酒屋、喫茶店などにも手を広げて紹介しています。掘り下げた取材記かと思いきや、「行ってきました」感のある突撃取材風で、巻末の「ホントウにゼツメツしてしまった!」(正確なコーナー名は失念)に、それがよくにじみ出ていました。個人的な感想として、ミーハーというよりフィギュアをコンプリートするかのように、「つぶれたけど、行っといてよかった!よかった!」というドライな印象を受け、極めて私的(ブログ的?)視点で編集された本だと思いました。
※確か2010年には、喫茶室の方は閉めてしまわれました。カステラやロールケーキの販売は行っておられます。【2013.1】
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by matsutakekissa | 2008-10-22 12:59 | 台東区山 | Comments(0)  

カルディ

 総武線の車窓から見える喫茶店ですが、開店・閉店ともに早く、土日祝はシャッターが降りています。
 平日の朝八時半ごろ店に入ったら店は開いているものの、マスターは仕込み中なのか一生懸命包丁で何か切っていて、しばらく気づかれませんでした。やっていますか、と確認して本日最初の客になりました。モーニングで、といいかけたところ、コーヒーでいいですか、と念を押されました。まだ半準備中のところを無理に押しかけたことに気づくも、もう手遅れ。
しかし、店に貼られたモーニングのメニューは朝8時からとなっています。マスターが高齢で早朝開店が辛くなっているのかもしれません。
テレビを見たり、新聞紙の端をホチキスで止めるマスターを見ているうちに常連が訪れて、マスターも笑顔で出迎えています。それがタイミングのように思われて、店を後にしました。

コーヒー 350円
台東区浅草橋
朝8時半ごろ~夜6時ごろ 土日祝 休
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by matsutakekissa | 2008-10-15 12:14 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

茶店 勝亭

 上野公園・不忍池散策路の途中にある茶店。ちょうどハスの花咲く時期でした。
 茶店近くの橋の上からはたくさんのカメが見られます。下のカメをじっと見ていると、他の人もカメを見ていきますが、「うじゃうじゃいる」「あれは、みんな外国産のカメだよ」「カメばっかり」などのコメントを口々に残し、2、3分後には去ってしまいます。しかし、首を出しているのも、喧嘩しているのも、泳ぐのも、しばらくじっと見ていると、飽きなくなってきます。
 茶店にはクーラーがなく、窓や入口は開けっ放しでした。壁には芸能人・有名人が書いたと思しき色紙がずらりと貼られていましたが、ほぼ黄ばんでいました。一組の客以外は誰もおらず、新たな客に気づかない店の人を「すみません、すみません」と代わりに呼んでくれました。
 食券をカウンターで求めてから席に座りました。全ての席に水中花が飾られていました。
 夏だったので、コーヒーはアイスのみ。少し暗めの店内で、冷たいコーヒーをすすりながらハスの花を眺めると、汗がひいていきました。

コーヒー 300円
上野公園内
営業時間・定休日不明
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by matsutakekissa | 2008-10-07 23:35 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

しゃん

 このところ浅草を歩くと更地やマンション建設現場がやけに目立つようになりました。住宅が密集する路地裏も今のところ大きな変化はないようですが、この先どうなるんだろう。
 浅草の千束通り商店街は、久々に訪れると居酒屋「乙姫」等があった辺り一画が更地になっていました。いつも賑わっていたスーパー隣の喫茶店も廃業しています。でも、路地裏の自家焙煎珈琲店「しゃん」は、地元の客で賑わって安泰な様子でした。コーヒー豆の注文をして、30分後に取りにいく、というお客もいます。お客のほとんどが顔見知りのようで、世間話に花がさいていました。
 メニューは珈琲専門店らしく、食事メニューは一切なく、コーヒー以外のメニューはトーストとコーヒーゼリーくらい。なぜかお手洗いに営業時間の貼り紙があったのが不思議でした。

ブレンド(最も安いもの) 400円
台東区浅草
火 休
※店舗が千束通りに移転し、新しくなっていました(2009年8月)。少なくとも今春からは移転先で営業されているようです。
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by matsutakekissa | 2008-10-07 13:05 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

ヤマ

 稲荷町駅界隈は上野の喧騒とは全く異なり、朝昼晩と大変静かで眠ったような住宅街です。
 浅草通りも昼間こそ仏壇屋が軒を連ね、そこそこの人通りがあるものの、日が落ちてからは人気がなく、心細く感じるほどでした。
 ひっそりとした裏通りに、サイフォンコーヒーの看板があったので入ってみました。
カウンター席と4人掛けテーブル席が3台ほど。うち1台はTVゲーム盤をテーブルにしたものでした。壁際には銅版画が掛かり、入口近くには陶器製の白いイヌがいて、存在感たっぷり。生き物ではないのに、思わず目が合いました。
 注文が入ると店の女性は豆を挽いてくれるところからはじめてくれます。サイフォンコーヒーなので多少淹れるのに時間はかかりましたが、薫り高い味がしました。
 カウンター席へ座ると、店の人との距離がとても近く感じられ、TVニュースをネタに世間話で盛り上がりました。初めての客でも、あ・うんの呼吸で話を転がしていく店主に、長年の技を感じます。本当にごく普通の喫茶店ですが、こういう接客ができる店は年々少なくなっていっているように思えました。

コーヒー(ブレンド) 360円
台東区東上野
朝9時頃~夜7時頃 土日祝 休
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by matsutakekissa | 2008-10-05 13:36 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

キャラバン

 入谷駅近くの言問通り裏、お寺と民家が混在する静かな街に喫茶店がありました。店前には「豆くらい自分で挽いてみよう」的なことが書かれ、隣には焙煎室。いかにも珈琲(コーヒーでなしに)を愛するこだわり店のようでした。
 店内に客はゼロでしたが、店先には珈琲豆のお得意先と日付のメモ書きがあり、ご近所よりも珈琲好きの通に人気があるようです。
 珈琲は下町的なやけどしそうな熱さではなく、少々ぬるく、後味が残りません。味にうるさい人間ではないけど、こういう環境で丁寧に出されると、よく味わって飲まなきゃという気持ちになってしまいます。
 店内には各国のコーヒーポット、古時計、ランプなどの骨董品、珈琲の外国語表記一覧と掲載記事が飾られていました。記事によると創業は昭和45年。黄ばんだ昭和53年の取材記事も
大事に飾られています。
 奥さんと見られるおばあちゃんは、店のご主人に強い調子で注意されても、こだわりの強いご主人に連れ添い、ウン十年。すっかり慣れているようです。
 帰り際、奥さんに珈琲豆の講義を聞かされました。「珈琲豆は何粒か食べてみなければ分からない。古い豆だと酸っぱいので、試食させない店では買わないこと」等々、念を押されながら豆を口に入れました。カリッとして香ばしい豆でした。焙煎室にこもっていたご主人も、わざわざ生豆を見せてくれます。本当に好きなんですね、珈琲が。
 「今晩テレビに出ますよ(アド街の入谷特集で)」と、PRも忘れていませんでした。
 「よく出てるんですよ、雑誌とかテレビには」と、たいしたことない、と制するように奥さんが言います。
 ご主人の珈琲好きで、いつの間にか奥さんも珈琲の伝道師になってしまった、という雰囲気で、二人三脚でがんばってほしいと思いました。
 

マイルドブレンド 400円
台東区下谷
朝9時~5時 日休(「遠方から来られる方のため、祭日は営業」とのこと)
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by matsutakekissa | 2008-09-27 18:07 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

アラビカ

 秋葉原-御徒町間の昭和通りの東側は、今も古くからの住宅街が残っているエリアです。
 車も人通りも少ない裏通りで、いつもなんとなく店を開けている喫茶店がありました。平日の夜、店の外の小型看板の電気はついていないのに、読書をしている客がいたり。いったいいつまでやっているんだろう。
 角地にある赤いビニールの日よけの店はもっと目立つはずなのに、どこか存在感が薄いのです。日よけに店名が書かれておらず、店の明かりが外から目立たないのが、原因なのかもしれません。店の周りには花の植木鉢がたくさん飾られていて、なんだか住宅っぽくも見えるのです。

 ある日店内に入ったら、かなり広々して薄暗い店内には常連客一人とオーナーの2人だけでした。「夕暮れになったから帰ろっと。物騒だからね」とふらふら出て行きました。
 女性オーナーは意外にも、びっくりするほど短く黒いタイトスカートをはいていて、なんだかバーのママみたいでした。

コーヒー 400円
台東区台東
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by matsutakekissa | 2008-09-17 13:06 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

ヤマゴヤ

 店の隣に焙煎室がある喫茶店。平日の朝に来店すると、近所の人が入れ替わり立替わり訪れていて、かなり混み合っていました。テレビのチャンネルは、お決まりのようにNHK朝ドラマ。聞き流す人と真剣に見る人半々。
 モーニングセットは3種類くらいありました。サラダと卵つきで400円は、都内の喫茶では安い部類に入ります。突然、店のおばさんに、「あのう、8時半に待ち合わせの○○さんをお待ちですか?」と聞かれました。やはりここも、少し大きな通りに面しているとはいえ、朝、初めての客が立ち寄ることは少ないのでしょう。
 しばらくして、本当の○○さんが店を訪れました。自己紹介を始めたりして、店は少し賑やかになりました。どんなシチュエーションなのかはわからないけど、初めての店で待ち合わせ、新鮮です。

モーニング 400円~
台東区浅草橋
土日祝 休

※自家焙煎室が隣にあり、珈琲豆を販売しています。豆の販売は平日朝9時~夕方6時だそうです。
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by matsutakekissa | 2008-09-16 12:56 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)  

美野

 蔵前の朝。都心に比べて通勤客は少ないものの、地下鉄出口からはドッと人の波があちこちに分かれていきます。
 大通りから裏に入った通りの店は、ひさしが赤いビニールで囲まれていて、コーヒーカップと店名のロゴが目に付きました。入口のドアは、砂時計のような形にレースカーテンが絞られている、典型的な古い喫茶店。
 常連客が集まって店のテレビに集中しています。自民党総裁選挙の報道で、一気に漂うしらけムード。それを察知してか、NHK連続ドラマにチャンネルを変えるご主人。
 カウンター上の壁には力士の手形らしき色紙が何枚も飾ってあります。以前、蔵前に国技館があったので、その時のものでしょうか。
 モーニングを頼んだら、思惑外れてかなり高かったのが失敗でした。常連と同じくジョッキコーヒー(分厚いジョッキグラスにアイスコーヒーが注がれているもの)にしておくべきでした。それでもやっぱりトーストは、ペリカンのパンでした。少し小ぶりの、口当たりがやや甘い、もっちりパン。浅草辺りの喫茶店のパンは、ペリカン製が多いようです。

モーニング 600円
台東区駒形
日祝 休

※既に閉店との情報をいただきました。【2011.12】
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by matsutakekissa | 2008-09-15 12:58 | 台東区山 | Trackback | Comments(0)