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カテゴリ:大田区山( 5 )

 

喫茶 オリオール 穴守稲荷

 普段、ほとんど利用することのない沿線の町に行こうと思い立って、蒲田から羽田空港線沿線へ歩きました。
 以前歩いた時の記憶を掘り起こしながら、糀谷の商店街へ。おもちゃ屋や手芸用品店、靴屋などの古くて雰囲気のよいお店が続いていましたが、古い喫茶店はどこも廃業してしまったようです。次も、その次の商店街も同様でした。
 やみくもに歩き続け、気がつけば空港のすぐ近くでした。日暮れ近くで足もかなりくたびれました。あきらめて帰ろうと駅へ向かっていた時、穴守稲荷神社の前にこちらのお店がありました。

 よく確認もせずドアをあけると、予想以上に古びた内装に驚きました。やわらかいランプシェードの明かりで店内の調度品は美しく照らされています。キャラバンコーヒーの赤色保存缶ともよく調和しています。床のビニルシートも今ではすっかり見かけなくなった柄でした。突然の見知らぬ客にもかかわらず、白髪のマスターは笑顔を投げかけてくれます。
 「これ出したら、行くから」と、店の奥に向かって呼びかけると、注文の品を置いて、すぐ店を出て行ってしまいます。すぐ戻るのかな、と思ったら数分経っても帰ってこない。からっぽの店内で少し不安になります。
 しばらくして奥から娘さんらしき人がやってきて、マスター宛らしき電話が掛かってきました。話のやりとりを聞いていると、掛けた相手は近所の方らしく、マスターは銭湯に向かったようです。
 東京のはずれの町で長年喫茶店を経営していて、今も決まった時間になると銭湯へ出かける暮らしぶりは、なんともすごいなあ、と思ってしまいました。

コーヒー 300円 ジュース各種 480円 軽食類 500円台~
大田区羽田5丁目

※白熱球生産中止のニュースをみて、ふたたびこちらの店のことを思い出しました。電球色によって店の雰囲気はかなり左右されてしまうことを考えると、この先、どうなるのかと少し気になっています。
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by matsutakekissa | 2010-03-14 16:46 | 大田区山 | Trackback | Comments(0)  

珈琲亭 ルアン 大森

 大森駅東口には、立派なアーケードがついた商店街があるのに、人影はまばらでした。駅ビルや大きなスーパーに人が流れているのでしょうか。それとも、蒲田、品川と大きな駅に挟まれた街だからでしょうか。
 商店街の側のごちゃごちゃした町並みの一角に、存在感あふれる外観の喫茶店がありました。白塗りの壁と木の柱、飾り窓はドイツ、フランスにあるようなヨーロッパ風でした。
 店の外には自転車が沢山停めてあります。まさか全部店の客ってことはないだろう、と思いながら店に入りました。
 しかし、意外にも店内はお客でぎっしり。入口のレジには朝日新聞土曜版「Be」からの記事の切り抜きが飾ってあり、この店が取り上げられていました。地元でも名の知れた店のようです。
 満席かと思ったら、店の奥のには離れのようなテーブル席があり、そこだけが空席で、店員の方に案内されます。
 珈琲専門店なので、メニューの大半はストレートコーヒーやバリエーションコーヒーでした。コーヒーを注文すると、先にカップとソーサーが用意され、器に注いでくれる、というショー的なサーブをしてくれます。こういうお店は他にもたまにありますが、どうしても注がれる瞬間ってこっちも緊張してしまいます。
 店員さんもみな親切でにこやか。レジのオーナーらしき方はそうとうお年を召しているようですが、客あしらいがうまい。駅を降り立った時は、こんな味わい深い店があるとは思いもよらなかった。途中下車した甲斐がありました。

コーヒー 400円(来店は半年以上前なので価格変更の可能性あり)
大田区大森北1丁目
7時~21時
※土日も営業しているようです
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by matsutakekissa | 2009-06-17 12:55 | 大田区山 | Trackback | Comments(0)  

喫茶 奈美き(きは七が3つ) 蒲田

 西蒲田公園近くの住宅街、角地に建つ喫茶・食事の店。チモトコーヒーの看板が出ています。
 軽食喫茶にしては、チモトコーヒーは珍しいと思ったのですが、チモトは大田区に本社があるそうなのです。コーヒー豆卸会社と大田区。これまでそういう取り合わせを考えなかったので、不思議な感じでした。
 店内は喫茶店というよりも半食堂のような雰囲気。テーブルには、ソースなどが揃っています。
 夕方日暮れ前に入ったためか、店には客がいませんでした。店のおじさん、おばさんも手持ち無沙汰、憂鬱そうな顔。せっかく来た客(自分)が、コーヒーだけしか頼まないシブチンだったら、浮かない顔にもなるよなあ。
 と、突然、ドアが開きました。気だるい雰囲気が一瞬変わりそうでしたが、残念なことに出入り業者。冷たくあしらうおばさん。業者さんは悪くないのに、間がよくなかったのです。
  
コーヒー 380円
大田区西蒲田
確か日曜も営業していました。
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by matsutakekissa | 2009-02-16 23:07 | 大田区山 | Trackback | Comments(0)  

喫茶 リオ 蒲田

 西口アーケード街「サンライズ」通りにある喫茶店。そこから50メートルほど離れた喫茶「麦」のおばあちゃんは、この店のことを「薄暗くて本も読めやしないよ」とピシャリ。やはり商売ガタキのことになると温和なおばあちゃんも厳しい。
 この店はアーケード内の他の新しい店舗から浮くというより、風景の中に溶け込んでいました。内装も外装も、もう30年はそのままの雰囲気で、地元の人々は、みな素通り。
 店内は昔からの喫茶によくある暖色系の照明で、暗くて本が読めないことはありません。かつては美人だったであろう、きちんとお化粧をした老婦人が、ひとりでテレビを観ていました。お客がいないときは、日がなこうしているのだろうか。すこしさみしげな雰囲気も漂っていました。
 壁には天井まで茶色のベニヤ板が張ってあり、すこしカーブしていました。茶色の皮ソファとよくなじんでいます。
 帰りがけにもう一度マダムと顔を合わせたら、「ありがとうございました」と上品に微笑んでくれました。
 蒲田西口にはすぐ近くに対照的な二人のおばあさん喫茶がある。それだけで、幸せな気分です。
コーヒー 500円
大田区西蒲田
定休不明
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by matsutakekissa | 2008-10-21 08:07 | 大田区山 | Comments(0)  

モナリザ

 大森駅より東方面にある商店街は、濡れずに買い物ができるアーケードになっているのですが、昔からの店は閉店したところが多く、新規参入はチェーン店ばかりでさびれた雰囲気が漂っていました。携帯電話キャンペーンガールの声が閑散とした商店街に響き渡り、なんだかさみしい。
 そんなアーケードを抜けた横っちょにある喫茶モナリザは、ネクタイとベストを着けたおじいさんのマスターが一人でやっている喫茶店でした。
 肌寒い風が吹き付ける夕方の午後に入ると、お客はゼロ。2階にも席があるようですが、今は閉めているようです。メニューを見ずにコーヒーを頼みましたが、カウンターには洋酒のボトルも置いてあります。
 誰かの気配がして振り返ると、店の奥の鏡に映る自分の姿でした。それにしても、古い居酒屋やレストラン、喫茶店などの飲食店には、なぜ鏡があるのでしょうか。なんとなく奥行きが広く見えるだまし絵効果のようでもあります。

コーヒー 350円
大田区大森北
日 休?(他平日、土曜、祝日の休業日は不明)

※2013年冬に休業し、その後再開していないようですとの情報をメールにていただきました【2014.8】
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by matsutakekissa | 2008-08-24 11:12 | 大田区山 | Trackback | Comments(0)