喫茶店のセオリー

 旧い喫茶店にありがちないくつかのパターンについて、まとめてみました。

①店名
 コーヒー豆の産地や種類を使ったもの(ブラジル、モカ、サントス、など)。カタカナであればなんでもよいもの(アーモンド、ドリアン、スメルなど)。その他ヨーロッパの地名など、カナ書きが圧倒的に多い。
②店名の前につける冠詞のようなもの
 喫茶、コーヒー(珈琲)、純喫茶、喫茶室、ティールーム、カフェテラス、コーヒーショップ、コーヒーハウス、談話室など。看板を付け替えた喫茶店では、新しい看板が「カフェ」、古い看板が「喫茶室」となっているものも。珈琲専科、珈琲家等は珈琲専門店に多い。
③外観
 草が多い。草に埋もれている。もちろん雑草が生い茂っているという意味ではなく、植栽、花のプランターを育てていることが多い。外観に草があると、えてして店内にも観葉植物が茂っていることが多い。
④照明
 白熱球を使用した間接照明が多い。シャンデリア、チューリップやボール型の照明器具など。
⑤内装
 木板を貼った壁が多い。白塗りの壁がヤニで汚れて黄色くなった店も。茶色、黒色、赤色系統などの革張りのソファ。クッションが利かない、革の一部が破れ布テープで補修しているものも。あるいは背もたれに飾りやクッションがついた木製の椅子。テーブルはクリーム色系の合板、胴を張ったもの、コーヒー豆を敷き詰めた上にガラス板を載せたもの、木製など。よく、金属製の足の部分が錆びている。ソファ、椅子、テーブル共に一昔前の日本人の体格に合わせた小ぶりなつくり。
⑥お冷や、コーヒーカップ、砂糖つぼなど
 来店すると、大体の店で出されるお冷やグラス。圧倒的に多いのは佐々木硝子製のスタッキング式。スタッキング式以外でも佐々木硝子製のグラスは数種類見かける。フランス製デュラックスはカッティングが独特。飲み物だけを注文しても布製おしぼりが出てくる店は、半数より少ないかもしれない。軽食・ランチを注文した時だけ使い捨てウェットティッシュを出す店も。
 コーヒーカップは薄手のほうがコーヒーの味をよく味わえる、と何かの本で書かれていたが、自分は「THE業務用」の厚手コーヒーカップが出てくるとうれしい。1点モノのコーヒーカップをコレクションし、壁に飾りつつ使用する店もあれば、さりげなくマイセンカップが登場する店、内装は立派だが、安手の花柄模様のコーヒーカップということもある。
 コーヒー専門店では、ザラメと白砂糖の2種類をテーブルに設置することが多い。砂糖つぼはステンレス製、カッティングガラス製、丸っこい形のガラス製で、蓋が木製など。湿気で砂糖が固まっている場合があるが、グラニュー糖だと大体さらさらしている。意外と角砂糖派は見かけない。
 コーヒーミルクは、近畿地方ではフレッシュと呼ばれている。都内でも、たまにフレッシュという店がある。個人的には、1人用の金属製ミルクピッチャーが出てくるとうれしい。これは意外と高級で、1つ千円以上している(カッパ橋道具街にて調べ)。
(値段については大変大きな勘違いをしていたことに気付きました。というのも、新宿にあるヤマモトコーヒー店では、金属製ミルクピッチャーが1つ200円くらいで販売されていたので。とすると、かっぱ橋ではダース売りで1000円以上ということでしょう。裏を取っておらず、申し訳ありませんでした)店に1~数個あるステンレス製のミルクいれを使い回すところも多い。その他、1テーブルに一つ置かれる小型ガラス製ミルクいれなど。ガムシロップも同様の入れ物に入っていることが多いが、1人用の金属製はミルク用より1~2回り大きい。
⑦会計
 店オリジナルロゴ入り伝票をいまだに使っているところも多い。伝票の必要がないのか、マスターが客の注文を記憶している店も。レジスターは手動が圧倒的。たまにレジスターすらなく、机の引き出しのような木製の仕切りに小銭を入れている店も見かける。
⑧マスター、マダム、オーナーなど
 若い人は少ない。40代でも若い。75歳以上の後期高齢者が現役として働いている店も多い。暇な時間は客との会話に混じったり、新聞を読んだり、テレビを見ている。たまにカウンターをはずしていることも(困る)。私服にエプロンの形が多いが、ワイシャツ、蝶ネクタイにベスト着用のマスターも見かける。背広姿のマスターもいるが、大体ウェイターのみの仕事をしている。
⑨看板
 仕入れている珈琲豆卸売店などのロゴが入った、足つき小型の電気看板は気になる存在。キーコーヒー、アートコーヒー、コカ・コーラなどの大手はよく見かける。チモト、ファースト、ミカドコーヒーは都内ではよく見かけるが、地方都市へ行くと見かけなくなる。(←うそうそ。チモトは結構いろんな所で見かけました。沢山あるってわけではありませんが)代わりに別の珈琲豆卸売店のロゴ入り看板が幅を利かせている(これは本当。地元の豆屋さんのロゴはもの珍しくて新鮮です)

 ざっと書くつもりでしたが、きりがないので、とりあえず本日はこのへんにします。
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by matsutakekissa | 2008-09-13 11:00 | エトセトラ | Trackback | Comments(0)  

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