ハルキ

 9月に入り、ようやく猛暑もおさまってきました。晴れの日でも吹く風は涼しく、秋を感じさせます。こんな時、思い出すのは、赤羽駅前の「梅の木」という喫茶店です。過ごしやすい時期になると、いつのまにか「コーヒーのおいしい季節になりました」という貼紙が貼られていて、通りかかるとつい、コーヒーが飲みたくなってしまいます。
 さて、枕はこれくらいで本題に入らなければ。

 五反野の商店街は駅を挟んで南北に商店街が続いています。この商店街は個人商店もまだまだあるため、三味線、傘と履物の店など、思わず入りたくなるような店構えを見るだけでも楽しいのです。
 駅から続く商店街を北方面へ歩き、六叉路交差点を越え環七方面に20分ほどバス通りを歩いたところに、一軒家の喫茶店があります。外観はごく普通の喫茶店という感じなのですが、店内に入ると、壁一面に貼られた昔のアメリカ映画のポスターやレコードジャケットに目をうばわれてしまいました。
 渋谷、新宿などの繁華街にあるヤング向けの飲食店、ファッション用品店ならあっても似たようなインテリアもあるでしょうが、これが郊外の店だと印象深く感じます。

 看板には「珈琲の店」とありますが、カレー、スパゲティにBLTサンドもある軽食の店でした。コーヒーを注文すると、分厚く白いマグカップに、アメリカンコーヒーが出てきます。

 店内にはマンガも揃っていたので、途中巻まで読みかけの「20世紀少年」を選びました。このマンガの独特の世界である、日本の60年代と現代(パラレルワールドと言い切って良いかわからないが)を行き来するような感覚が独特の持ち味なのですが、それと店の雰囲気、BGMのオールディーズ・ソングによって、時空を越えているかのような不思議な気持ちになりました。

 店内に飾られていたもので印象深かったもののひとつに、ローレルアンドハーディのイラストの看板がありました。お店の方にお伺いしたところ、看板は購入したものだが、ポスターなどは映画館から譲り受けたものが多いそうです。
 合わせて気になっていたカウンター脇、天井近くに貼った紙にある「Music, Martinis, and Memories」の文字の由来を聞いてみたら、「あぁ、あれは通風孔をふさぐためにつけただけ」とのこと。あんまり語呂のよい文句だったので、ネット検索してみたところ、こちらはJackie Gleasonという方のアルバム・タイトルだということがわかりました。なるほど、勉強になりました。
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ハルキ
足立区青井5丁目
ブレンドコーヒー 380円
朝9時~5時 日曜 定休
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by matsutakekissa | 2011-09-08 21:40 | 一本マツ | Trackback | Comments(0)  

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