ミロン

 鍋屋横丁という面白そうな名前の商店街があることを知り、中野富士見町まで行きました。昔の記録映像によると、以前この辺りには都電が走っていたそうです。かつて栄えていた頃の名残がみられるかもしれない、と期待していたのですが、やや規模の大きいアーケード商店街である以外は、普通の商店が軒を連ねていました。その商店街に行く途中のバス通り沿いに、古めかしい外観の喫茶店がありました。
 入り口は幅が狭いのですが、奥に進むにつれ奥行きがあり、4人掛けテーブルやゲーム台もあります。
 つくりつけらしき棚には、マンガ本がぎっしり。背表紙のタイトルを見たところ、15年前後のものが多いように思われました。

 店主のおばあさんは接客がとても丁寧で、何か運んで持ってくる時など、わざわざ一礼してからテーブルに皿を置いて「ごゆっくりどうぞ」とおっしゃいます。
 かなり安かったので、自分にしてはめずらしくオレンジジュースを注文してしまいました。まるい窪みのあるもようの付いたどっしりとしたガラスのコップに、久しぶりに出会ったので、つい指でなぞってしまいます。
 ジュースはやっぱり果汁100%というわけにはいかず、ほんのりと人工的甘味料の味がして、子どもの頃に食べたお子様ランチに付いてきたジュースの味でした。軽食もドリンクも他の店と比べると安いし、マンガ本もあるし、いい意味で客をほったらかしてくれる雰囲気がなんだか落ち着きました。

 お店は創業40年近くになるそうで、「こんなつくりの店、今ではなかなかないでしょう」とさらっと言って笑っておられました。
中野区本町6
コーヒー 300円

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by matsutakekissa | 2011-08-06 11:46 | 一本マツ | Trackback | Comments(0)  

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