喫茶 珈生園 業平橋

 昔は居酒屋のために時々通っていた押上界隈も、足が向かなくなって随分経ちました。スカイツリー詣でも兼ね、久しぶりに歩いてみると、人出が多いのに驚きました。土日でも静かで閑散としているくらいの町だったのに。遠くからだと、「あっ、見えた」くらいの感覚でしかなかったタワーも、間近では、強烈な存在感でした。ビルのない空ににょっきり突き出した鉄骨のかたまりは、まだ見慣れないからか異様な光景にも思われました。

 業平橋の清澄通り沿いにある「珈生園」は、なぜかこれまで何度も店の前を通っているにも関わらず、気づかずに通り過ぎてばかりでした。扉を開けると、いたってシンプルな内装のつくりで、落ち着きます。春先の天候不順のため、仕舞いどきのタイミングを失ってしまったストーブが、まだ店内に置いてありました。
 店内にいたのは常連とおもわれるおじさんとおばさん。NHKのど自慢を見ながら、まったりしていました。
 コーヒーを運んできたおばあさんに「生クリーム入れますか?」と聞かれたので、思わず入れてもらったのですが、なぜかピッチャー入りのミルクも付けてくれました。両方入れるとWクリーム効果で、コーヒーの味が薄いミルクコーヒーになってしまったけれど、これはこれでよかったのかな。


コーヒー 370円
墨田区業平橋1丁目
朝8時半~夜7時 水曜休み(店内に置いてあったおしなりくん表紙の商店街案内冊子による)
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by matsutakekissa | 2010-04-23 12:49 | 墨田区山 | Trackback | Comments(2)  

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Commented by おおかわ at 2010-05-26 22:56 x
 店仕舞いしてしまうと建物に溶け込んでしまい見つけられない店って、ありますよね。もっともこちらのお店は、営業していてもうっかりすると通り過ぎてしまうような慎ましい店構えですが。
 面白い看板を掲げた店や豪華なインテリアの店も楽しいですが、目の前に来て突然その存在に気付くような店と出逢えた時は嬉しいものです。思わせぶりに“隠れ家的な店”なんて宣伝している店は、ちっとも有難くないですけどね(というか、メディアに載ったら“隠れ家”じゃないじゃん・・・と)

 建物に溶け込んでいる店、と言えば蔵前の『ハトヤ』ですが、先日、48年間の歴史を閉じました。理由は今流行りの「再開発」とのこと。ここもか~、とがっくり来てしまいました。あの2色のスパゲッティが恋しいです。
Commented by matsutakekissa at 2010-05-27 13:01
おおかわさま、こんにちは。ごぶさたしております。いつも、ありがとうございます。
たぶん、この店に今まできづかなかったのは、「見ているようで、目に入ってない」のと、「目的地に向かうことで頭がいっぱい」ってことの両方だと思います。フォローしていただいて、大変恐縮です。

蔵前の「ハトヤ」、残念ですね。特に長年通ったファンや常連客の悲しみは大きいことでしょう。48年というと、都営線が開通してすぐの頃からあったのですね。
以前合わせて記事を書いた「木屋」も「再開発」により閉店と教えていただきましたが、同じ理由でほぼ時を同じくして閉店というのは、「再開発」がよくある理由にせよ、いろいろと感じるところがあります。

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