かつてのライバル?! 都内ミルクホールの現在

 キャッチーなタイトルをつけたものの、ミルクホールの歴史うんぬんはよく知りません。ミルクホールとは、学生向けにお酒を出さず、リーズナブルな価格で楽しめる店だったことが、喫茶店との大きな違いだったようで。
 その後、ミルクホールは廃れてしまい、喫茶店が生き残った理由は何だったのでしょうか。現在も残っているミルクホールの佇まいから、その原因をさぐってみることにしました。
 現在、都内でミルクホールの名前が残っている店は、自分の知る限りでは3店舗です(よく調べたら他にもあると思うのですが)。神田・淡路町の「サカエヤ」、北千住の「モカ」、そして千田の「若葉」です。
 3店舗に共通するのは、白い暖簾がかかり、引き戸であること。しかし残念なことにメニューや内装はかなり変わっているようで、「サカエヤ」は軽食喫茶からカレーとラーメンの店に転向し、「モカ」は洋風喫茶店のメニューへ転向していました。では、「若葉」はどうなのか。
 「若葉」の前を通ったのは5、6年ほど前で、現在でも営業中か不安でした。久々にたずね歩く商店街。その脇にある店は健在でした。
 店内は食堂風。壁には古い居酒屋や食堂で見かける寄贈された鏡があります。イスの上にはネコが2匹。若く幼い顔つきですが、かわいがられてよく太り、胴長の体型でした。

 あんみつ、ぞうに、やきそば、おにぎり、いなり、クリームソーダ、コーラ。動物園内のお休み処のように和風甘味処と洋風喫茶店のメニューが混在しています。意外やコーヒーもあったので、うれしい。
 店主のおじいさんは無言。でもニコリとしてお冷や代わりの日本茶を出してくれます。ビニール袋に入ったサラダおかき、黒飴もサービスしてくれました。
 店内には相撲とネコのカレンダーが貼られ、店主の趣味をよく表しています。壁には古い喫茶店でたまに見かける「琥珀色美人」のイラストも掛けてあります。
 
 店を出て、改めてミルクホールが消えた理由を考えてみました。若葉のお品書きは、食堂でも喫茶店でもない、中途半端に感じるものでしたが、他のミルクホールも同様だったのでしょうか? 最初はミルクホールで営業していた店も、より店の個性を出すために甘味処、食堂、喫茶店などに姿かたちを変えていったのかも知れません。

ミルクホール「若葉」
コーヒー 300円
江東区千田
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by matsutakekissa | 2009-03-22 18:48 | エトセトラ | Trackback | Comments(0)  

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